来日メモリー

『太王四神記』日本放映記念公式記者会見一問一答

2008/06/11 18:58

280604_taiou_091.jpg5月4日、東京・渋谷NHKにて、キム・ジョンハク監督、ペ・ヨンジュン、ムン・ソリ、イ・ジア参加の韓国ドラマ『太王四神記』の日本放映記念公式記者会見が行なわれた。太王四神記のテーマ曲が静かに流れる中、予定時刻より少し遅れて会見がスタート、キム監督、ムン・ソリ、ぺ・ヨンジュン、イ・ジアの順に登壇すると厳かな雰囲気の中でフラッシュの音だけが響いていた。

司会:小田切千・住吉美紀アナウンサー

会見一問一答

Q:ドラマの反響が大きいですが、どのようにとらえていますか
ぺ・ヨンジュン:いつもありがたいと思いますし、これからも一生懸命よい姿をお見せしなければと努力をしなければという気持ちにさせられます。

Q:どんなところを中心にみてほしいでしょうか
ぺ・ヨンジュン:ハハハ...(笑)そうですね...「太王四神記」というドラマは、真の真心や真の愛が描かれています。私が演じたタムトクは、権力を持っていますが、誰とでも友達になれる非常に自由な人物で意志疎通がはかれ開かれた人物です。まさに彼のような人物こそが今、必要とされている指導者なのではないでしょうか。

Q:ムン・ソリさんは映画俳優として有名ですが、ドラマ撮影を体験してみてどうでしたか
ムン・ソリ:このドラマに出演すると決めた当初は、まるで大きな山に出会ったような気がしました。その中で、本当にたくさん学ぶことがありました。周囲には仲間(共演者)がいてくれましたので、非常にとても心強かったです。仲間と一緒に山に登れたような気がして、頂上に着いた時には本当に大きな喜びと感動を感じることが出来ました。撮影を終えてみて、これからはどんなドラマにも挑戦してみたいという自信も生まれました。一生記憶に残るドラマに出会えたと思います。

Q:デビュー作だが、初めてのドラマ出演の感想はいかがでしたでしょうか
イ・ジア:私はこのドラマを通じて初めて演技することになりました。私にとって全てが不慣れで、難しく大変なことがたくさんありました。しかし、とても素敵な先輩や監督、スタッフの皆さんが本当に私をサポートして下さったので、私もこれだけ出来たのだと思います。よく周囲の方から、堂々としているように見えると言われますが、実はとても緊張していて今も本当に震えています。皆さんの助けがあってしっかりと出来たと思ってます。

Q:ぺ・ヨンジュンさん 何かメモを書いていらっしゃいますが何を書いていらっしゃいますか
ぺ・ヨンジュン:ハハハ...(笑)今、他の俳優さん達がお答えになったことの中で、もし自分にも同じように聞かれた場合にと思いまして、ちょっと思いついたことを書き留めています。最近、記憶力がだんだんなくなってきておりますので....ハハハ(笑)

Q:撮影が1年9ヶ月長かったですね~
監督:企画から含めると3年くらいで、撮影は2年ほどでした

Q:長きに渡って色んなご苦労があったと思いますが、今振り返ってどんな部分が大変でしたか
キム監督:まず台本が早く出来て来ず、役者の準備時間が十分でなかったのが非常に残念に思います。撮影が長引くことにより、俳優やスタッフの緊張感を維持する難しさ、また後半にはアクションシーンが多く、たくさんの俳優が怪我を負ってしまい、なかなか動くことができない状況になってしまった。そういったことが大変でした

Q:ぺ・ヨンジュンさんにお聞きしたいのですが、メインセットが組まれています済州島以外にもソウルの鍛冶屋村、韓国本土のタンニャン、サンタン山城、西海岸のアンミョンドン、プヨ、ナジュの撮影地がありましたが、どこがお気に入りだったのでしょうか
ぺ・ヨンジュン:そうですね やはり一番気にいっている場所はメインセットのある済州島ですね。ここは、韓国では本当に美しい島で空気もとてもよいところです。撮影自体はとても大変でしたが楽しく過ごすことが出来たと思います。それよりももう1ヶ所申し上げるなら、タニャンもよかったですね。タニャンもその場にいると居心地がとてもいい場所でした。

Q:ドラマの中でスジニ(イ・ジア)はタムトク陛下に後ろからペタッと抱きつき、キハ(ムン・ソリ)は前からギュと抱きしめていましたがタムトク陛下(ぺ・ヨンジュン)は個人的にはどちらが好みでしょうか 
ぺ・ヨンジュン:どちらでもいいな~と思っています。ハハハ...(笑)キハは恋人関係なので前から抱きつくことができました。スジニは友達のような関係だったので、背後からということだったと思います。またスジニにとってタムトクは陛下でもあったので慎重になっていたと思いますし、なかなか表現できない気持ちをそのように表わしていたと思います。(日本語訳の後) そして今ちょっと思いついたというのか考えたのですが、やはりどちらかというと前から抱きついていただいた方がよいかと思います。ハハハ...(笑)

取材陣よりの質問

Q:台湾でも放送してますがファンの人達にぺ・ヨンジュンさん挨拶していただけないでしょうか
ぺ・ヨンジュン:まず台湾の家族の皆さん 台湾に伺うことができなくて本当に申し訳ございません。でも、いつかアジアの家族の皆さんが一同に集まれるような、そしていい時間を過ごせるようなものを今計画したいと思っています。台湾の家族のみなさん 次にお会いするまでどうかお元気でお幸せにお過ごし下さい。
 
Q:このドラマは王者の孤独や苦悩が描かれぺ・ヨンジュンさんの姿に重なりまして、共感する部分が多かったのでは... どのように感じられて演じられていたのでしょうか
二人のヒロインの方には、そういう偉大な男性を愛する女性心をどのように感じて演じられたのか
ぺ・ヨンジュン:タムトクという人物は歴史上に実在する本当に偉大な人物でしたので、2年間、役を演じながら本当にたくさんのことを学びましたし、私自身が成熟するきっかけになったと思います。そしてタムトクという人物はあまりにも偉大すぎるのでなかなか共通点をみつけるのは難しいことなのですが、男性であれば、得てして皆さん責任感をもつことにおいては同じだったのではないかと思っています。あと孤独という点につきましては、タムトクも周りに、そして私の周りにも全て信じて頼れる友人がいますので、それ程私自身は寂しいと思うことはなかったです。

ムン・ソリ:済州島で撮影している時に、とても大変だったのである日、気晴らしに日の出を見に行ったことがあります。夜明け前に山に登り、汗を流しながら昇ってくる太陽を見たのですが、本当に綺麗だなと感じました。その瞬間、本来なら自分の夫のことを思いださなければならないのに、撮影場所が近かったためか真っ先にぺ・ヨンジュンさんのことを思い出しました。ぺ・ヨンジュンさん、タムトク、ヨン様は自由にここには来られないだろうなと思いました。つねにコンドミニアムやホテルにしかいることが出来ず残念だなと思いました。かたや私は、朝の空気も夕方の空気もこんな風に自由に山に登って感じることができるのだとその時思いました。劇中の人物をみますと、タムトクもそうですしホゲもそうですし私の役キハもそうですし、みんな寂しい人物だったような気がします。実際のぺ・ヨンジュンさんをみてみますと常に孤独と闘っているようなところがあるのではないかと思うのですが、でも逆にそのことが彼を強くする一つの要因になっていると思います。

イ・ジア:私もムン・ソリ先輩と同じようなことを考えていました。このドラマを通して、公開土大王という人物を知ることになり、王や偉人について考える時間がもてました。撮影現場でも先輩方を横で見ていましたがぺ・ヨンジュン先輩の姿を横で見ていても、凄い方はどこかが違うと感じていました。同時に、ある意味、不自由な面も多々あるのではないかと思い、そういった姿を見て心を痛めたこともありました。先程のムン・ソリ先輩のお話にもありましたが、私はムン・ソリ先輩よりももっと自由にいろいろな所に行ったり、食事に出かけたりということが出来て本当に自由に過ごしました。やはり人より一段高い位置から、いろいろなことに気を遣わなければならない立場にいらっしゃる方は大変だと理解していました。

Q:ネットユーザーにも好評で配信されていますが 一言ずつお願いいたします

ぺ・ヨンジュン:まず、今日は本当にこんなにたくさんの方にお集まりいただきましてありがとうございます。ネットユーザーの方、そして視聴者の方を含めて、この太王四神記に多くの愛情と関心を寄せて下さって本当に感謝申し上げます。ドラマの方はこれから益々面白くなっていくと思いますし、私自身
今後もいい演技をお見せできるように、そして頑張っている姿をお見せできるように努力したいと思っています。ありがとうございます。

ムン・ソリ:まずネットを見てくださっている方、キハの涙に対してたくさんの愛情を寄せていただきたいと思っています。そしてドラマの中のキハが寂しくないように皆さんも一緒に泣いて下さい。その変わりこの次にもし皆さんにドラマをお見せする時には、たくさんの笑顔 笑っているドラマに出演して皆さんを笑わせて差し上げたいと思います。それをお約束しますので宜しくお願い致します。

イ・ジア:今まで演技の経験のなかった私が、このような大作、そしてとても素晴らしい先輩方とご一緒できたことを非常に嬉しく思っています。また私がスジニという人物を演技出来たことも嬉しく思っています。そしてこの太王四神記というドラマを多くの方が愛して下さり、またスジニを可愛がって下さったことを非常に有り難く思っています。私自身もこれから先もっともっと努力して、よりよい姿をお見せできるよう頑張っていきたいと思います。

キム監督:どうしても歴史ドラマですので難しいなと思われる方が多いと思うんですけれども、それにもかかわらず多くのネットユーザーの方達が見てくださるということで、非常に感謝しておりますし、また感動もしております。今後のドラマなんですけれども益々エキサイティングで面白い展開になっていきますし、またストーリーの展開もやさしくなっておりますので、今後とも関心を持って最後まで見守っていただきたいと思います。ありがとうございます。

Q:ドラマの中でタムトクとスジニがお酒を飲むシーンがよく出できますが出演者の中ではどなたが一番お酒を飲まれるのでしょうか スタッフとよく会食されているようでしたが会食でのエピソードがあれば教えて下さい
ぺ・ヨンジュン:ドラマの中ではスジニはよくお酒を飲んでいましたが、実際は飲めないんですよね。そして私は本当にお酒はよく飲めます。ハハハ...(笑) そして私以上にお酒に強い青龍(チョロ役/イ・フィリップ)と白虎(チュムチ役/パク・ソンウン)で彼らも東京に来ているのですが、昨夜は飲んだと聞いています。今日はこの場にはいないんですけれども。

ムン・ソリ:私が知っている限りでは、共演者の中で一番お酒が強いのはヒョンゴ(オ・グァンロク)先生ですね。一番強かったと思います。ヒョンゴの役は雨を司る役だったので、そのせいかお酒も常に切らさずに水のようにずっと飲んでいました。大阪でもご一緒したのですが一日先輩と一緒に飲みに行って、本当にエキサイティングな時間を持つことが出来ました。

キム監督:撮影時間が非常に長引いてしまいましたので、どうしてもスタッフが疲れてしまい放棄してしまいたい断念してしまいたいと思う気持ちになった事があります。そういう風にスタッフの皆が疲れる度にぺ・ヨンジュンさんが夕食をごちそうして下さりました。私もスタッフにおごったりしたのですが、演出生活32年の間で会食が最も多いドラマだったと思います。俳優やスタッフが最後まで撮影を放棄せずにいられたのは、こういった度重なる会食のおかげではないかと、今ふと思いました。

Q:このドラマを通して印象に残るエピソードを一つづつお伺いしたいと思います
ぺ・ヨンジュン:まず本当にたくさんのことが記憶に残っていますので何をお話していいのか、ちょっと迷ってしまうのでまず他のどなたか先にお願いできますか。

キム監督:撮影時間が長引き、多くの負傷者も出たと申し上げましたが、私自身も現場を移動している最中に交通事故に遭い、入院して手術をし、すぐに撮影に挑んだという個人的ないきさつがあります。ぺ・ヨンジュンさんが撮影を一週間か10日程を残して一歩も歩けないような状況になり、馬に乗るシーン、降りるシーン、相手役に歩み寄るシーンなど、全て代役を立てねばならず、はたして最後までできるのかと思っていました。最後までやり遂げた時の気持ちが印象に残っています。

ぺ・ヨンジュン:私が話そうと思っていたことを監督が先にお話されてしまいました。ハハハ...(笑)一つの作品を通して共演者やスタッフと親しくなることはとても(大変?)大切なことなのですが、今回のドラマの撮影を通して本当にまるで肉親や弟や妹、兄ができたような気持ちです。そして、この会場の隣には私の父もいらっしゃいます。本当に楽しい撮影になったと思います。こういった皆さんと一緒に撮影ができたことで、また監督ともう一度機会があれば仕事がしたいと思っています。ですから特別なエビソードを一つ上げるよりはこういったお話をしたいと思ったんですね。今、実は裏の方にスタッフの皆さんもいます。メークを担当して下さったボンチョン先輩、カメラの担当の方とかいらっしゃるんですけど、本当に今回は皆さんと楽しく撮影が出来ました。

ムン・ソリ:では、私が何か一つエピソードをお話しましょうか。私はキハの前(過去)に、カジン役だったのですが、体中にタトゥーが入っていて、赤いもので描くのですが、身体から足まで描かなければなりません。タニャンでの撮影だったと思いますが、短いスカートの衣装を着て、2時間くらいかけて描いてもらい、いざ撮影に出ようとしたら「すみません、雨が降ってきました....」と言われ撮影が出来なくなりました。消すのに30分くらいかかるのですが、全部落として家に帰ろうとしたら晴れてきて、もう一度2時間かけてタトゥーを描いてくれたのに、また雨が降ってきたんです。その日は3回も描いては消してを繰り返したんです。私の名前はムン・ソリでムンが門(ドア)という意味で、ソリが声や音という意味があるのですが、「あなたの名前はムン・ソリだけど、ピ・ソリ
(雨音)ね」と言われました。火を司る役どころでしたが休ませようとしたのか「現れようとすると雨が降りますね」と言われました。体中にタトゥーを描くのにとても苦労したのを今思いだしましたが、とても楽しい記憶として残っています。

イ・ジア:記憶に残るエピソードなのですが、監督や先輩方がいろいろお話下さったので私は他のことについてお話したいと思います。シーンの中でスジニが馬車に乗ってタムトクに声をかける場面があります。私は気づかなかったのですが、ぺ・ヨンジュン先輩の肩に大きな蜂がとまっていたようです。今まさに刺そうとしていたようで、私が知らずに手わかけてしまった為、私が刺されてしまいました。その時はすごく大変だったのですが、監督を始め先輩やスタッフは私をからかって「どうだ少しはクラクラしてきたか?」と笑っていました。撮影を続けなければならず、すぐには病院には行けず撮影を続けていたら少しクラクラしてきて監督が「どうだ少しはマヒしてきたか」なんておっしゃって、やはり40分くらいたったところで私は倒れ、病院に連れて行ってもらい解毒剤を2本ほど打ってもらいました。今思えば面白くもありますが、当時の私としては、こんなに自分が大変なのに”皆さんからかって!”と少しすねてしまいました。そんなこともありました。